“加速”する円安 24年ぶり1ドル145円台突入で家計の負担は8万円増!? 日銀・政府の対応は 中古ブランド品店はインバウンドの増加に期待【大阪発】

2022年10月10日

 円相場は145円という24年ぶりの水準となった。1ドル145円が続いた場合、家庭の支出は去年比でおよそ8万円増えるとする試算も出ている。「円安」が加速する中、日銀は日本経済が回復途上であることを理由に、金融緩和の維持を表明。政府・日銀が一丸となった対策を打ち出すことが求められる。 【画像】"加速"する円安 24年ぶり1ドル145円台突入で家計の負担は8万円増!?

■円安が追い風に...「中古ブランド品」の店に脚光

 中古のブランド品を扱う店は、円安が追い風となっている。熱心に服を選んでいる、アメリカからの留学生は... アメリカからの留学生: アメリカ人にとってお手頃な価格ですね、円安だから。アメリカでは1000ドルするものが、日本では500~600ドルぐらいで買える  これまでにない円安で、お得に買い物ができる日本。世界的な物価高の中、中古のブランド品は特に需要が高まっているということだ。 KOMEHYO 梅田店 松波之浩店長: 海外と比べれば、新品でも安く買うことができると思うんですけれど。比較的状態がきれいな物を、定価より安く買いたいという方は増えているのではないかと思います この店では、今後、円安を背景に、入国規制の緩和によるインバウンドの増加に期待を寄せている。

■円安と物価高で打撃 ユニクロも大幅に値上げ 日銀はどう動く...

 円安のさなか、私たちの生活は物価高が止まらない。ユニクロは、一部秋冬商品の値上げを発表。フリース商品の一部、ウルトラライトダウンジャケットやヒートテック(ウルトラウォームシリーズ)などが、1000円の大幅値上げとなっている。  総務省が発表した8月の消費者物価指数(物の値上がり率)は31年ぶりの高い水準を記録。生鮮食品を除いた指数が、去年8月と比べて2.8パーセント上回り、12カ月連続の上昇となりました。特にエネルギー関連では、電気代が21.5パーセント、ガス代が20.1パーセント上昇するなど、全体を押し上げた。  相次ぐ物価の高騰に加えて急激な円安が進む中、日銀が金利を上げる判断に踏み切るかどうかに注目が集まっていたが、9月22日、日銀は金融政策を決める会合で短期金利をマイナスにし、長期金利は0パーセント程度に抑える今の大規模な金融緩和策を「維持」することを決めた。  黒田総裁は会見で、「我が国経済はコロナ禍からの回復途上にありますが、レベルとしては、コロナ感染症前の2019年のレベルにまで達していない。金融緩和を継続することが適当であるというふうに考えています」と述べた。  一方、9月22日未明、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、0.75パーセントの大幅な利上げに踏み切っていて、「円安」の加速が懸念される。

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