“新しい景気指数”初公表 6月はコロナ感染拡大前に及ばず
2022年08月22日
内閣府は「景気を把握する新しい指数」を参考として初めて公表しました。今年6月分は新型コロナ感染拡大前の3年前の水準を下回っています。
景気を把握するために現在は景気動向指数などが使われていますが、製造業の変動の影響が強く出るなど経済構造の変化を反映していないと指摘されてきました。
「景気を把握する新しい指数」はサービス産業の比重を高めるなど、経済の全体的な量の変化を反映できるものにしたとしています。
2015年を100とした今年6月の指数は102.5で、新型コロナ感染拡大前の2019年6月の106.1には及んでいませんでした。
また、広い地域で緊急事態宣言が出ていた2020年5月は84.8でした。
内閣府はデータを蓄積し、今後、正式な指標として採用するか検討する方針です。