「ナマケモノ」。
さすが、名前の通り
ナマケモノ(怠け者)といったところでしょうか笑
ただ、このように警戒心もなく
ゆっくりしているのは
ナマケモノだけではありません。
動物園の中では他の動物も、
ゆっくりじーっとしていたり、寝転がっていたり。
餌を食べて、少し動いては寝て、
また食べて、動いては寝てを
繰り返してる印象を受けました。
さぞ、ストレスもかからず平和な
暮らしだなと思ったのですが...
実はこの動物たち、動物園の中にいるからこそ、
ストレスがかかっていることをご存知ですか?
そして、このストレスが原因で
動物園の動物は野生の動物よりも
寿命が短いといわれているんです。
実際、野生のアフリカ象の平均寿命は56歳ですが、
動物園で生まれた像は17歳と言われています。
その差、およそ3倍。
さらに、動物園では動物の出生数の減少や
高い乳児死亡率が問題視されているのです。
(ホッキョクグマは死亡率56%を超えると言われています。)
では、なぜこのような結果が生まれているのでしょうか?
それは、「選択肢の幅が狭いこと」
が原因だと言われています。
例えば、動物園の動物だと
- 檻の中に入っているため、自分が行きたいところに行けません
- 他の動物と同じ空間でずっと一緒にいなければいけません
(人間でいうと、24時間365日ほぼ他人と同じ空間にいるようなものです。)
- 餌の時間は一定なので、自分が食べたいときに食べることができません
などなど...
極端な例もありますが、
確かにこれだとストレスが溜まって
寿命が縮んでしまいそうな気もしてきます。
そして、この選択の幅が動物に与える影響は
人間にも同様に見られることなんです...
選択肢の幅は人間の健康にも影響する?
ロンドン大学が選択の自由度が
人間の健康におよぼす影響について
ある研究を実施しました。
この研究はイギリス人の20歳~64歳の
公務員男性1万人を対象に実施したもの。
その中で、役職が高く、
大きなプレッシャーを感じながら
仕事をしている人。
そして、役職が最も低く
それほど大きなプレッシャーを感じていない人を
比較しました。
その結果、役職が最も低い人達の方が
心臓発作で死亡する確率が3倍も高い
という結果が出たのです。
プレッシャーがかかるポジションの方が
ストレスがかかりそうですが、
意外な結果ではないでしょうか?
また、それだけではありません...
仕事上の裁量度合いが小さければ、小さいほど
勤務中の血圧が高くなり、
さらには、背中のコリや腰痛を抱える人が多く、
精神疾患率が高いという結果も出ているのです。
実際、私自身も
同じようなことを感じています。
私は一度転職しているのですが
前職のときはあまり裁量権が与えられていませんでした。
そのため、仕事も楽しくなく
朝起きると「はぁー今日もまたオフィスに行かなきゃいけないのか...」
と日々ストレスを感じていました。
一方、今の職場では裁量権も与えられ
その分、責任も大きくなってきますが
ストレスが減ったと感じています。
あなたはどうでしょうか?
もしかしたら、選択肢の少なさが
気づかないうちに、
あなたのストレスとなっているかもしれません。
そのため、
もし「自分で選択して、行動していることが少ないな」と
感じることがあったら、
気をつけた方がいいかもしれませんね。
さて、ここまで「選択肢の幅が」
健康に与える影響をお伝えしてきましたが、
私たちが投資をすることは、
この「選択肢を広げること」が
目的の一つではないかと思います。
目的もなく投資をしていると、
「何のために投資をしていたのだろうか?」と
ふと気づくことになります。
その結果、一時の感情に流され
少し損が出ただけで「やめてしまおうかな...」
といった考えになりかねません。
ただ、想像してみて欲しいのですが、
投資をして、今の収入を増やすことができれば、
- 旅行に行ったり、自分の趣味に使えるお金が増える
- 職場の近くに住み、朝、満員電車に乗らなくてよくなる
- 今の会社を辞めて、自分が好きな仕事ができるようになる
そんなことを実現させることができるかもしれません。
このように、投資をして収入が増えれば、
自分ができることの幅を広げることができます。
投資をしていると、
今年のように株式市場が大暴落をすると、
途中でやめてしまいたくなる気持ちもわかります。
私も自分の証券口座を見たときに、
何十%も株価が下がっているのを見ると、
「おお、こんなに下がってる。売っちゃいたいな...」
と思ってしまうことがあります。
リーマンショックや
コロナショックの時もそうでしょう。
このように株価は大きく下落しました。
ただ、その後再び上昇していることがわかります。
もし、株価が大きく下落して売ってしまった人は
大きなリターンを逃すことになっていたかもしれません。
このように投資を続けることで
将来的に収入を増やすことが期待できますし、
自分ができることを増やすこともできます。
そして、選択肢の幅はあなたの健康にも
影響してくる可能性があるのですから、
投資は長期的に続けていきたいですね。
幸いにも、米国株は長期的に見ると
このように値上がりし続けています。
なので、あなたの目標を忘れず、
投資に取り組むよう心がけてみてくださいね。
良い投資を。
P.S.
長的的にコツコツ資産を増やしていくなら
配当投資がおすすめです。
そんな配当投資でも、
高い配当金を出すことが期待できる米国株は
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