「全品100円」は衰退のサイン!?
「100円ショップ」
あなたも一度は訪れたことが
あるのではないでしょうか?
実用的で、
充実のラインナップ。
最近では見た目も
おしゃれなものが増えてきています。
そして、何よりも特筆すべきは
そのお手軽な価格!
なんでもかんでも値上げされる今日この頃...
100円で何でも買えるのはありがたいですよね。
ですが...
実は100均が100円でモノを
売り続けているのは異常なことなんです。
なぜなら、
他国のダイソーはすでに150円、175円...と
値上げが始まっているから。
例えば、こちらの記事では
アメリカのダイソーで売られている
商品価格についてこう述べています。
(中略)アメリカのダイソーは1ドル均一ではない。日本で100円の商品はアメリカのダイソーでは1.75ドルなのだ。以前は1.5ドルだったが、「生産・輸送コストの増加により、ダイソーの価格は2022年3月23日より1個あたり0.25セント値上げされる」と米公式サイトで発表されて、現在は1.75ドルになっている。(中略)
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1.75ドルということは、
日本円にして245円。
*1ドル=140円換算
日本の2.5倍の値段です。
全然、「100均」じゃないですよね...
では、なぜ日本は100円を維持できているのでしょうか?
その理由の1つは...
100円と同じく"あるもの"がずーっと同じ
値段で取引されているから。
そう、
私たちの労働力...お給料のことです。
どころか少し下がっている状態。
30年前は460万円だったところ...
2021年最新の調査では420万円に。
その下げ幅は40万円。
割合にしておよそ10%も年収が
カットされているのです。
なので、ずっーと100円の販売価格でも
人件費は下がっているため、利益が十分に残る。
そんな背景があるのです。
一方、外国はどうでしょうか?
各国の平均賃金の推移はご覧の通り。
赤線が日本の賃金推移を表したものですが、
日本は年々右肩下がりになっており、
他国とどんどんと差が開いていること分かります。
例えば、アメリカ(水色の線)を見てみると
日本とは対照的に右肩上がりになっています。
2022年にはアメリカが平均年収NO.1に。
日本の平均年収と比較すると
アメリカは日本の1.8倍をもらっているのです。
例えば、
マクドナルドのビッグマックセットは
1,200円超え。
日本のビッグマックセットは690円。
アメリカは日本のおよそ2倍です!
このように、
給料も物価も上がっていっているのが
アメリカの現状。
しかし、日本では長期的に見て
値上げが起こっておらず
給料も上がっていません。
値上げが起こらず、
給料も上がらなければどうなるのかというと...
価格がずっと同じ
→
企業の売上が伸びない
→
従業員の給料も上がらない
→
モノがなかなか売れない
→
値上げ起きない
→
企業の売上が伸びない
→
(一番上に戻る)
このような、負のサイクルができてしまうのです。
このサイクルを続けば
国が成長せず、どんどん衰退していくことになります。
実際、日本とアメリカのGDP(国内総生産)*
の推移を比較してみるとこのような差が出ています。
*一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示しもの。
日本は横ばいになっているのに対し
アメリカは右肩上がりになっていることが分かりますね。
そして、この国内総生産の伸びは
株価にも影響が出ているのです。
アメリカの代表的な株価指数である
S&P500種株価指数の推移と
日本の日経平均株価指数を比較してみると、
このように差が出ていることが分かります。
両国のGDPと同じように推移していますね。
私たち日本人としては、
国が成長して株価上昇も期待できる。
そして、日本株へ投資をすれば利益も期待でき、
企業も大きくなっていく。
企業が大きくなっていけば、
従業員の給料アップも期待できる。
わたしたち日本人としてはもちろん国が
豊かになっていくことが理想だと思います。
ですが、個々人の力ですぐには
どうにもならないのも事実。
金融庁や現行の岸田総理もお給料だけでなく
「投資による資産形成」を推奨している状態。
日本を良くするために努めつつ
米国株に投資をして資産を築いていく...
それが私たちにとって
最も現実的な対策なのかもしれません。
P.S.
米国ではさまざまな値上がりしていますが...
この株に期待できる株価上昇と比べると可愛いものかもしれません。
しかも数百円から買うことができます...