「戦争=株式市場悪化」は本当か?

2023年01月23日

昨年2022年に起こった大きな出来事の一つに

ロシアーウクライナ戦争があります。

毎日ニュースでも、戦況についての情報が流れ

胸が痛くなるような映像もあったのではないでしょうか。

そして、この戦争は小麦を中心とした

物資の供給に影響を与え

世界的な物価高の一因となりました。

また、2022年は株式市場全体が低迷する年でしたが、

ロシアーウクライナ戦争の影響も

あったと考えています。

2023年に入っても、今のところ

落ち着きを見せる様子はありません。

この不透明な状況によって

私たち投資家にとっても不安な状況は続くでしょう。

このようなとき、

過去の歴史は私たちがとるべき行動に

ヒントを与えてくれます。

  • 1941年12月7日に日本がアメリカを攻撃した真珠湾攻撃が発生。

3か月後、市場は11%下落しましたが、

1942年12月までに市場は4%以上上昇しました。

  • 2003年に米国がイラクを侵略する、イラク戦争が発生。

1年後、市場は27%上昇していました。

  • 2014 年にロシアがクリミアを併合したとき、

株価は翌年に15%上昇しました。

戦争が発生すると

経済や株式市場へ大きな影響が出ると思われがちです。

ただ、歴史を振り返ると、

株式市場は戦争発生時に下落した後

上昇していたのです。

また、戦争が発生しても

株価にそれほど大きな影響が出ていない

年もありました。

大事なことは、

「戦争の発生=株式市場のパフォーマンスが悪くなる」

と考え、投資を控えるのではなく...

歴史の変遷を考慮しながらも、

実際、パフォーマンスはどうなっているのか?を

冷静に考えることです。

もし、それでも

「市場が大きく下落しているのが不安」

そう考えているなら、

「直近でどのくらいお金が必要になるのか?」を

考えてみてください。

例えば、万が一株価が大きく下がったことで

お金が無くなり、生活できない...

そのような状態であれば、

今すぐ持っている株を売ってしまった方が

いいかもしれません。

また、1年後に家を購入しようと考えているなら

そのための資金をとっておく必要があるでしょう

このように、すぐに必要になる大切なお金を

株式市場のリスクにさらすことは避けた方がいいでしょう。

一方、長期的に投資を続けることが前提の資金であれば、

仮にロシアーウクライナ戦争のようなことが起こっても、

心配する必要はありません。

一時的に株式市場が下落することがあっても、

長期的に見ると、

株価が上昇していく可能性が高いからです。

逆に株式市場が下落している時は、

割安で株を購入することができる

チャンスになるかもしれません。

特に高い配当金を出す株へ投資をすれば、

割安のうちに購入しておくことで

将来的により大きなリターンを得られる可能性があります。

ニュースで戦争の情報や映像が流れると、

不安になってしまうかもしれません。

そんな時は今日お話ししたことを思い出し、

一度冷静になることを心がけてみてください。


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