【今週の日経平均を考える】掉尾の一振期待とリセッション不安の一週間

2022年12月27日

先週は、20日火曜日に、始値2万7257円から一気に安値2万6416円をつけ、841円の大きな下落となり、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。 それもそのはず、先々週には米国のFOMCやCPIの発表を通過し、 「やれやれこれで掉尾の一振、年末高に向かえるか」 と思っていた投資家にとって、日銀政策決定会合でのサプライズは想定されておらず、パニックの声も聞こえてきました。 金曜日には2万6235円で終えていて、週足では大きな陰線となり、スローストキャスト、MACD等のオシレーター指標は陰転となっています。 為替は円高に進み、企業のドル円想定レートの平均が131円となっており、為替差損が出る企業も出てくるのではないかということも可能性として踏まえ、次回の決算期にどのように反応するのか気にしていきたいところです。 そして不動産に関しても、今後の住宅ローンの状況を見ながら、日本のリセッションについても考えていきたいところです。

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。 ■日足の移動平均線 5日線は、下向きに推移し、株価も5日線に触れることなく週末入りしました。 25日線は、先週まで上向きで推移していましたが今週は一気に下向きへと変化し、そのまま下向き継続となっています。 75日線は、今月に入ってから下向きに推移しています下値支持線として機能していた75日線も、火曜日には下抜け乖離を広ました。 並び順は、25日75日5日の並び順で、下降トレンドの始まりとなっています。 機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、火曜日から下向きへとなり2万7244円処を推移しています。 ■トレンドライン 下の窓で意識されていた3つが一気に埋まるほどの先週の下落。 10月17日18日の窓を埋め、その下の10月13日14日の窓埋め、そして10月3日4日の窓は10月13日に埋めきれずにわずか14円残っていましたが、今回埋めて、2020年11月6日9日の2万4039円の窓まで、下の窓はしばらくない状態になっています。 下の心理的節目の2万6000円を割らずに、2万7000円方向に進めるかが今週の焦点ですね。 まずは12月22日23日に空けた直近の窓2万6399円を埋めることが意識されるところです。 ■一目均衡表 三役逆転となり、株価は雲を一気に下抜けしてきました。 基準線も転換線も下向きで推移しています。 遅行線は日々線を下抜け、4営業日後に天底一致とするのか注目です。 株価と雲の乖離が広がっているので、なかなか雲を上抜ける状況下ではなく、次回の雲のねじれは1月27日にあるので、雲のねじれで反転できるのか意識されるところです。 ■ボリンジャーバンド バンドの収縮から一気に広がり、-3σのボリンジャウォークとなっています。 バンドがまだ広がったままの状況なので、収縮がみられません。 ここからTPラインまで戻していけるのか、時間がかかりそうです。 ■スローストキャスト 12月15日に中折れしたところから、売られすぎソーンへと下落しました。 現在は売られすぎゾーン内で横ばいの動きをみせていて、ここから売られすぎゾーンからいつ脱するのか確認していきましょう。 ■MACD 0ラインを割って、下降トレンドとなりました。 まだ下げ止まりが見えない中、ヒストグラムが少しだけ好転してきています。 このまま向きを変えて0ラインに向かって上昇していけるのか注目です。 次回の満月は1月7日です。 次回の水星逆行期間は、12月29日から1月18日です。

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