【増配株 VS 無配当株】 どっちに投資すべき?
問題です。
このような2つのグループがあります。
A. 配当を増やしている企業
B. 配当を出していない企業
さて、どちらの方が、
大きなリターンをもたらしてくれる可能性が高いでしょう?
また、どちらの方が、
株価の変動が小さく、リスクが低いでしょうか?
もし、答えに絶対的な自信をお持ちなら、
この続きを読む必要はないかもしれません。
しかし、念の為、
確認しておきたいのなら、
ぜひこのメールを最後までお読みください。
増配する企業とそうでない企業、
どちらの方がパフォーマンスが良いのか?
その答えは...
増配する企業はそうでない企業よりも
パフォーマンスが良いことはさまざまな調査でわかっている。
例えば、ネット・デービス・リサーチは
次の4つのグループに分けて
1972年から2010年の38年の間
パフォーマンスの調査をおこなった。
①配当を減らした株
②配当を出さない株
③配当を維持した株
④配当を増やした株
すると明らかな差が出たのである。
いかがだろうか?
①配当を減らした株→0.82倍
②配当を出さない株→1.94倍
③配当を維持した株→16.1倍
④配当を増やした株→35.45倍
増配・配当開始をした株のパフォーマンスが顕著に高いことがわかる。
他にもまだある。
米国のTOP500銘柄と比較しても、
およそ2倍のリターンを出しているのである。
米国のTOP500銘柄はS&P500と呼ばれ、
「投資信託で買っておけ!」と言われる筆頭候補だ。
しかし、その中で25年以上増配を続けている銘柄を厳選した
「配当貴族」はさらにその上を行くのである。
実際1990年からのリターンを比較すると
次のような結果となった。
- SP500(市場平均):4.7倍
- 配当貴族:9.0倍
配当貴族が約2倍の差をつけて勝利したのである。
それだけではない...
リスクが少ないというメリットまであるのだ。
例えば、過去10年間で先ほどのS&P500と配当貴族の
リスクを調べたところ次のようなことがわかった。
配当貴族:13.6%
S&P500:14.7%
この数字は平均からのズレを表す数値で
"標準偏差"と呼ばれるが、
いわゆるリスクと捉えるとわかりやすい。
この%が高ければ高いほど、
株価の変動が大きくなるということを示している。
つまり、この%が低い配当貴族は、
より安定性があり、投資家を不安にさせないわけだ。
このように様々な角度から見れば見るほど、
増配を続ける配当株(永久増配型)の強さを証明することになる。
伝説の投資家:ジェス・リバモアはこう言った。
「私が大金を稼げたのはアイデアがあったからではない。
座って待っていたからである。」
さて、あなたは今、椅子を選ぶことができる。
①配当を減らした株
②配当を出さない株
③配当を維持した株
④配当を増やした株
どの椅子に座るだろうか?
いかかでしたか?
毎年配当を増やし続けているAのグループの魅力が
少しお分かりいただけたかもしれません。
Aにすべきか、Bにすべきか、
投資をしていると迷ってしまうことはよくありますよね。
例えば、他にも...
︎国債と配当株...どちらに投資すべきか?
︎配当利回り3%の株と6%の株は...?
︎自社株買いを行う企業と配当を出す企業は...?
このような問いに対する答えや
それを踏まえて着実に資産を形成していく方法は...
上げ相場でも下げ相場でも機能する
資産形成の大切な指針となることでしょう。