【大人の雑学】なぜ、秋に葉は色づくのか?

2022年11月13日

木々が色づき始め、

秋の訪れを一層感じるようになってきました。

赤や黄色...色とりどりの装いで

私たちの目を楽しませてくれる紅葉ですが、

一体なぜ木は紅葉し、葉を落とすのでしょうか?

原因の一つは、冬になると日照時間が短くなり、

光合成によるエネルギーがたくさん作れなくなること。

木は葉にある葉緑体で光合成を行っています。

しかし、光合成ができる時間が短いとなると

どうでしょうか?

エネルギーの生産量はもちろん下がってしまいますよね...

そこで、木は葉に栄養素を送ることをやめて、

葉緑体を分解し、得た栄養を幹に送り返してしまいます。

貴重な栄養は、より大切な幹や根に集め、

無駄にならないようにしているということですね。

こうして、葉緑体が分解された葉では緑色が薄まり、

元あった他の色素である

カロテンやキサントフィルなどが目立つようになります。

これが葉を赤や

黄色に見せる仕組みなのです。

(カロテンはニンジン、

キサントフィルはパプリカなどにも含まれています^^)

実は葉には気孔という小さな穴が空いており、

ここから二酸化炭素を取り込み、水を外に出す

蒸散という運動を行っています。

しかし、光合成も必要がなくなり、

水不足も起きてしまった今、

蒸散は木を枯らしてしまう原因に。

葉はむしろ冬を乗り切るためには

邪魔な存在となってしまいます。

そのため、木は本体である幹や根を

枯らしてしまわないために

葉を落とすという選択肢をとるのです。

このように、木は環境が厳しい時には追加投資をやめ、

より環境が悪くなった時にはロスカットを行います。

確かに、冬が過ぎれば

また新たに葉を作る力が必要です。

しかし、何度も訪れる厳しい冬を過ごしていく中で、

不要な部分をカットした木たちが生き残り、

今も繁栄を続けることができているのでしょう。

厳しい環境を乗り越えるためには、

いらない部分を切り捨てるという選択も

必要だということですね。

これは投資においても必要な考え方です。

長く投資を続けていると、

相場にも「冬」が訪れることもあります。

市場全体が下がり、

あなたの資産も厳しい状況に置かれるかもしれません。

そんな時こそ、あなたの根幹の資産を守るために、

ロスカットを行うことが非常に重要になります。

4%ルールと25%ルールという

2つのルールを組み合わせた投資方法を推奨しています。

4%ルールとは

1つの銘柄に投資する資金は、自分の資金全体のうち4%までに止めること。

25%ルールとは

持っている銘柄が25%以上の損失を出したら売却すること。

この組み合わせをすることで

仮に、ある銘柄でロスカットが起こったとしても

損失が1%ほどに抑えられます。

永久に持っておきたいと思える銘柄なら

この25%ルールに則った売却は不要ですが...

売却益や短期間でのトレードといった

積極的な投資による資産形成は

こうしたルールに則って損切りをしましょう。

ロスカットによる損失を恐れて

下落し続ける銘柄を持ち続けていると、

根幹となっている資産まで失われてしまいます。

木にならって今、不要な葉となった銘柄は売却し、

資産形成において幹や根となる

配当株など相場に大きく左右されない銘柄に資産を集める。

そのように土台をしっかり固めることで、

資産全体が枯れてしまうのを防ぐことができます。

次の春が来るまで、

じっくり、ゆっくりと資産形成を続け、

時が来ればまた積極的な投資を始めれば良いのです。

まずはルールに則った取引を行い、

資産形成における力強い根を張っていきましょう。

良い投資を。


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