【政治】 「岸田インフレ」 7月から食料品など値上げ続々「異次元の物価高」 首相が防戦に回る場面が増えそうだ
「岸田インフレ」7月から食料品など値上げ続々「異次元の物価高」
[ 2022年7月1日 05:30 ]
※画像 7月1日に値上がりする主な商品
小麦粉、ミックス ニップン 3.5~11%
パン類 山崎製パン 平均8.7%(食パン) 平均4.3%(菓子パン)
パン類 敷島製パン 平均2~9%
パン類 フジパン 平均6~8%(食パン)
食用油 J-オイルミルズ 60円/キロ↑(キャノーラ油製品など) 120円/キロ↑(オリーブオイル、ごま油)
食用油 昭和産業 120円/キロ↑(オリーブ油)
食用油 日清オイリオ 10~20%(キャノーラ油やサラダ油)
缶詰・瓶詰 日本水産 5~18%
酒類 メルシャン 8~10%(ワイン類)
飲料 伊藤園 86円→95円(お~いお茶250ml) 108円→118円(充実野菜200ml)
乳製品 ベルジャポン 590円→640円(キリクリームチーズ10ピース)
菓子類 ネスレ 324円→356円(キットカット ミニ12枚)
菓子類 森永製菓 302円→318円(ケーキシロップ)
文具 三菱鉛筆 66円→77円(鉛筆ユニスター)
玩具 タカラトミー 495円→550円(トミカ「スタンダード」)
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7月以降のさらなる値上げで、立憲民主党などが「岸田インフレ」攻勢を強めるのは必至。
首相が防戦に回る場面が増えそうだ。
帝国データバンクが6月30日に発表した「食品主要105社 価格改定動向調査」によると、
2022年に値上げとなる食品(実施分を含む)は1万5257品目。1カ月前の前回調査(6月1日)から約4500品目増加。
7月単月だと1588品目。8月は初めて2000品目を超え、年内累計では2万品目を超える可能性が高いという。
円安による輸入コストの上昇を主な理由とするケースが目立っており、
「異次元の金融緩和」による「異次元の物価高」とする野党の格好の攻撃材料となりそうだ。
物価高が欧米諸国に比べ抑えられていると予防線を張ってきた首相。
参院選の最前線にいる自民党都議の一人はこれまで「岸田インフレ攻撃は全く響いていない感じ」と
余裕の表情を浮かべていたが、「急激な値上げを有権者が実感し始めると厳しくなるだろう」と表情を引き締めた。
物価高対策として野党が唱える消費税減税に対し、自民党の茂木敏充幹事長が
「年金財源3割カット」につながるとけん制し炎上したばかり。
自民党選対関係者は「不用意な発言一つで、物価高批判に火が付きかねない」と警戒の色をにじませた。
スポニチ https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/07/01/kiji/20220701s00042000014000c.html