【経済】手取り22万円「非正規・氷河期世代」を襲う「一生氷河期」という悲劇

2022年05月31日

労働人口の減少がみえている日本において、如何にして人手を確保するかは、重要課題のひとつです。そのような議論のなか、初めてクローズアップされたのが氷河期世代。「辛酸を嘗め続けてきて、やっと......」という思いと、「いまさら手遅れ」という思いが入り乱れている、そんな現状をみていきましょう。
氷河期世代...いまだ50万人が不本意ながら非正社員
2019年4月に開催された第5回経済財政諮問会議。日本の内閣府に設置されている「重要政策に関する会議」の一つでのこと。そこで初めて問題がクローズアップされたのが、氷河期世代にまつわるものでした。
氷河期世代とは、厚生労働省が2019年8月に発表した『就職氷河期支援施策の取り組みについて』において「おおむね1993年~2004年に学校卒業期を迎えた世代」と定義しています。高卒であれば、1975年から1986年に生まれ、2022年時点で36~47歳になる人たち。大卒(ストレートで大学に入り、4年で卒業した場合)であれば、1971年から1982年に生まれ、2022年時点で40~51歳になる人たち。つまりいまの40代はまるまる氷河期世代だといえます。
この世代は、学校卒業時に有効求人倍率は1を上回ることはなく、希望の職につくことが非常に困難だった時代です。文部科学省『文部科学統計要覧・文部統計要覧』によると、1996~2006年には、大学卒業者のうち、1万人以上が「一時的な仕事」、つまりパートやアルバイトに就くしかない状況でした。【「大学卒業者数」と「一時的な仕事に就いた者」の推移】
1996年  512,814人/10,514人
1997年  524,512人/10,738人
1998年  529,606人/11,957人
1999年  532,436人/16,023人
2000年  538,683人/22,633人
2001年  545,512人/21,514人
2002年  547,711人/23,205人
2003年  544,894人/25,255人
2004年  548,897人/12,412人

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