【謎】Google株は”3つ”ある

2022年11月26日

今や私たちの生活に欠かせない検索エンジン。

  • 分からないことを知りたい時...
  • 目的地までの経路を調べたい時...
  • 美味しいご飯屋さんを見つけたい時...

私たちはGoogleを開き、

すぐに知りたい情報を知ることができますよね。

Googleの世界シェア率は、

驚異の約91%。

まさに「デジタル世界の覇者」と言える存在です。

そんな盤石な経営基盤を持つGoogleですから、

今後も長期的には株価の成長が期待できるかもしれません。

あなたも一度は、

「Googleに投資しようかな...」

と思ったことがあるのではないでしょうか?

しかし、そこで一つ問題があります。

「Googleに投資しよう!」と思って、

サイトで「Google」を検索してみる。

すると...

「あれ?Googleが2つある!?」

不思議に思いますよね。

では、なぜGoogleの株式は2つも存在するのでしょうか?

そして、私たち個人投資家が、

もし投資をするなら、どちらを選んだ方が良いのか?

そのカギとなるのが、

デュアル・クラス・ストック(二重株式)。

これは、「クラスA」と「クラスB」という

2種類の株式を発行する仕組みです。

飛行機には、ファーストクラスや、

ビジネスクラス、エコノミークラスなど...

色々な種類のクラスが存在しますよね。

そして、クラスによって、

選べる飲み物の種類が多かったり、

座席が広かったりと、サービスの内容が異なります。

航空券と同じように、

株式にもクラスが存在しているのです。

金銭的な価値は同じですが、

各株が持つ議決権に違いがあります。

例えば、Googleの場合、

株式市場には2つのクラスが存在。

  • クラスA株
  • クラスC株

それぞれ「GOOGL」はクラスA株、

「GOOG」はクラスC株に当たります。

さらに、私たちが投資することはできませんが、

創業者であるラリー・ペイジをはじめとする

一部の経営陣が保有する「クラスB」も存在します。

これには、1株あたり10票の議決権が

付与されているのです。

このようにGoogleには、

3つのクラスの株が存在します。

そして、私たち個人投資家が投資できるのは...

  • 議決権のあるクラスA株(GOOGL)
  • 議決権のないクラスC株(GOOG)

この2つのいずれかということですね。

では、私たちはどちらを選んだ方が良いのでしょうか?

結論、

議決権に興味があるなら、クラスA。

興味がないなら、クラスCで良いと言えるでしょう。

なぜか?

それは、Googleが株主に対して、

クラスCの株価とクラスAの株価が

連動することを補償しているからです。

実際、長期で見ると、

クラスAとクラスCの株価は

ほとんど同じ動きをしていることがわかります。

このように、長期的には、

どちらの株価もほとんど違いがありませんから、

私たち長期投資家にとっては、

「議決権」が争点になるわけです。

つまり、

  • 議決権を持ちたいなら、クラスA株
  • 必要ないのなら、クラスC株

を選べば良いということになるでしょう。

いかがでしたか?

  • Googleの株式が複数存在する理由
  • デュアル・クラス・ストックとは?
  • どちらを選んだ方が良いのか?

をご理解いただけたのではないでしょうか?

もちろん、ここでお伝えしたかったことは、

「Googleに投資しよう!」ということではありません。

しかし、今日お話しした内容は

投資判断の一つの材料になるかもしれません。

なぜなら、デュアル・クラス・ストックを

採用している企業は着実に増加しているからです。

実際、2018年に新規上場した企業のうち、

43%がこの仕組みを採用しています。

例えば、

  • Facebook(現メタ)や、
  • 写真共有アプリを手掛けるスナップ、
  • ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ

などの有名企業もその一例。

ですから、もしあなたが、

Googleのように異なるクラスの株が

存在する企業に投資をしようとなった時には...

今日のお話を参考にしてみていただけると幸いです。

良い投資を!


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