【速報】円安止まらず 一時1ドル=141円台つける 24年ぶり円安水準を更新
2022年09月06日
円安が止まりません。東京外国為替市場では、きょう(6日)午後3時前に円相場が一時1ドル=141円台まで下落しました。1998年8月以来、24年ぶりの円安水準です。
直接のきっかけは、オーストラリアの中央銀行が政策金利を通常の2倍となる0.5%引き上げることを決めたことです。今週は、カナダやヨーロッパの中央銀行でも政策金利の大幅な引き上げが予想されていて、対照的に金融緩和を維持しようとする日本銀行との政策の差が改めて意識され、円を売る圧力が強まったとの見方が出ています。
また、市場関係者は「最近の鈴木財務大臣の発言を見ても政府・日銀が為替介入など具体的な対応を要するほどの懸念を示していないことが円売りの材料となっている」と分析しています。