【速報】IMF、2023年の成長率予測2.7%に引き下げ 世界経済見通し公表 米中の失速が顕著
2022年10月11日
IMF=国際通貨基金は、最新の世界経済見通しを公表し、世界的な物価高や欧米の急速な金融引き締めの影響で、来年の成長率を2.7%に引き下げました。 IMFが11日に公表した最新の世界経済見通しによりますと、ことしの成長率は3.2%と、前回7月の時点から横ばいだったものの、来年は2.7%と0.2ポイント引き下げました。 世界的なインフレや欧米の中央銀行による急速な利上げ、ロシアのウクライナ侵攻などが要因で、見通しを下方修正するのは4回連続です。 特に、米中の失速が顕著で、▼アメリカは大幅利上げの影響などで今年の成長率を1.6%に下方修正、来年も1.0%に留まるとしたほか、▼中国も「ゼロコロナ政策」によるロックダウンの影響で、今年と来年の見通しをそれぞれ引き下げました。