【Japan Data】10月の為替介入は6兆3499億円―財務省

2022年11月01日

1ドル=150円をめぐる攻防で、10月の1カ月で6兆円を超える円売りドル買い介入。それでも、円安に歯止めがかからない。

過去の円売りドル買い介入 出所 : 財務省

財務省は31日、9月29日~10月27日の1カ月間に実施した為替介入額が6兆3499億円だったと公表した。月次の介入額としては、過去最大だった9月の2兆8382億円の2.3倍の規模まで膨らんだ。9月、10月を合わせた介入額は9兆1881億円。 急速な円安の進行に歯止めをかけるため、政府・日銀は9月22日に約24年ぶりの円買い・ドル売り介入に踏み切った。介入後は1ドル=145円台後半から一時5円以上急伸したものの、日米の金利差が拡大しているため、介入効果は長続きせず、再び、円安方向に揺り戻しが進んだ。 政府関係者が介入実施を明言したのは9月22日の1回だけで、その後は、介入の有無を直ちには公表しない「覆面介入」で1ドル=150円ラインをめぐる攻防を展開。しかし、10月20日には1ドル=150円台まで値下がりし、1990年8月以来約32年ぶりの安値を更新した。 日銀の黒田東彦総裁は、「必要があればちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」との姿勢を崩していない。インフレ対策で利上げを進める米国との姿勢の違いは明確で、介入の効果には限界がありそうだ。

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