〔東京外為〕ドル、129円台前半=戻り売りでじり安(23日正午)

2023年01月23日

23日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、戻り売りなどに押され、1ドル=129円台前半でじり安となった。正午現在、129円13~17銭と前週末(午後5時、128円89~90銭)比24銭のドル高・円安。  前週末20日の米国時間では、黒田日銀総裁がダボス会議で大規模緩和の継続方針を強調すると、短期筋のドル買い・円売りが強まり、ドル円は一時130円60銭前後に上昇した。ただ、ウォラーFRB理事がタカ派姿勢を後退させたことなどから、中盤以降は利益確定の売りが広がり、終盤は129円50~60銭前後で推移した。  きょうの東京市場は129円40銭付近で取引が始まり、仲値に向けて売りに押された。午前11時前には129円05銭前後まで弱含んだ。利上げ幅の縮小にとどまらず、将来的な利上げ停止も視野に入るFRBと、継続的な引き締め方針を掲げるECBとの対比から、「ドルが欧州通貨に対して売られたことが、ドル円にも響いた」(外為ブローカー)という。正午にかけて戻りは鈍く、129円10~20銭台を軸に推移した。  市場では、先週の日銀決定会合後に131円台半ばまで急騰する過程で「取引に参加し、売り時を逃していた投資家が少なくない」(FX業者)とされ、これが上値の重たい一因となっている。ただ、ドル円は下落局面の127円台では底堅さも確認されており、「振れ幅はやや大きいが、一歩引いて見ればレンジの範囲内」(同)との指摘もあった。春節(旧正月)に伴う大型連休入りで、普段より商いが薄いことも影響した。  ユーロは対円、対ドルで堅調。正午現在、1ユーロ=140円69~70銭(前週末午後5時、139円72~75銭)、対ドルでは1.0893~0893ドル(同1.0842~0843ドル)。

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