〔東京外為〕ドル、132円台半ば=調整買い優勢で強含む(26日午後3時)
2022年12月26日
26日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ポジション調整の買いがやや優勢となり、1ドル=132円台半ばに強含んでいる。午後3時現在、132円56~59銭と前週末(午後5時、132円53~53銭)比03銭の小幅ドル高・円安。
きょうの東京市場は132円80銭台で始まった後、仲値に向けては国内輸出企業なの実需売りに押され、132円30銭付近まで軟化した。その後は押し目を拾う動きもみられ、正午にかけては132円40銭台を中心にもみ合った。
新規の手掛かり材料が乏しく、午後も序盤は同水準でこう着感を強めていたが、次第に調整買いが広がったとみられ、じりじりと上値を切り上げる展開になった。一時、132円60銭台に浮上する場面もあった。米国をはじめとした主要海外市場が休場で参加者が減少していることから、薄商いの中、「少しの動きでもチャートに反映されやすくなっている」(国内証券)ようだ。
日銀の黒田日銀総裁が講演で、長期金利の変動幅を修正したことについて、「緩和を持続的かつ円滑に進める対応で出口の一歩では全くない」と説明したが、市場の反応は限定的だった。
ユーロは午前に比べて対円、対ドルともに上昇。午後3時現在は、1ユーロ=140円90~95銭(前週末午後5時、140円82~84銭)、対ドルでは1.0630~0630ドル(同1.0625~0626ドル)。