〔東京外為〕ドル、132円台後半=実需買いに小幅高(27日午後5時)

2022年12月27日

27日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、実需買いを背景に一時1ドル=133円台に乗せる場面もあったが、積極的に買い上がる投資主体は見当たらず、その後は整理売りなどに押され、小幅高にとどまった。午後5時現在は、132円87~88銭と前日(午後5時、132円69~79銭)比18銭のドル高・円安。  前日の海外時間は、欧米市場の大半が休場で、ほぼ上にいってこいの展開となった。  この日の東京時間は132円70銭台で始まった後、仲値に向けて133円20銭付近まで上昇。ただ、前日海外時間の高値を上抜けるには至らず、その後は132円75銭前後に軟化した。  午後は時間外取引の米長期金利上昇を眺めながら、133円00銭に強含む場面もみられたが、この水準では売りが厚く上値は限られた。終盤は持ち直し基調を維持する米金利に加え、堅調な米株先物も重なり、132円80~90銭台を中心に底堅い展開となった。中国による新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受け、資源国通貨を中心とした主要通貨が円に対して買い戻されたことが、ドル円を終日下支えしたとみられる。  日銀の事実上の利上げ方針をきっかけに、市場では「来春の新総裁下での抜本的な政策転換を見込む向きが増えている」(FX業者)という。また、米景気リスクの高まりもあって、再び売り戻される公算も大きい。市場関係者は「目先的には132円台を居心地が良いと捉える投資家が増えつつある」(国内証券)と指摘しており、この水準での越年も視界に入ってきたようだ。  ユーロは終盤、対円、対ドルとも小じっかり。午後5時現在は、1ユーロ=141円44~46銭(前日午後5時、140円98~141円18銭)、対ドルでは1.0645~0646ドル(同1.0627~0629ドル)。

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