〔東京外為〕ドル、134円台前半=調整売りで下押す(17日正午)
2022年08月17日
17日午前の東京外国為替市場のドル対円相場(気配値)は、新規の手がかり材料が乏しい中、調整売りが優勢になったとみられ、一時1ドル=133円台後半まで下押すなど弱含みに推移した。正午現在、134円14~15銭と前日(午後5時、133円66~66銭)比48銭のドル高・円安。
前日の海外市場では、米長期金利の上昇を背景に134円60銭台まで値を上げた後、日本時間18日未明に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を見極めたいとのムードが台頭し、米国時間の終盤は134円10~20銭台で伸び悩んだ。
海外の流れを引き継ぎ、東京時間は134円20銭台で始まると、日経平均株価の上昇を眺めてリスク選好の動きが強まり、134円40銭台まで浮上。ただ、その後はポジション調整の売りに押されてじりじりと値を下げる展開になり、午前11時すぎには133円90銭前後まで水準を切り下げた。正午に向けては買い戻しも入り、134円20銭付近まで持ち直している。
FOMC議事要旨については、「米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースを占う一助となることから、投資家は神経質になっている」(市場筋)との見方が出ている。今夜発表される7月の米小売売上高への関心も高く、午後のドル円は動意が乏しくなることも予想される。
ユーロは朝方に比べて対円で小幅安、対ドルでは小動き。正午現在、1ユーロ=136円47~48銭(前日午後5時、135円80~81銭)、対ドルでは1.0173~0174ドル(同1.0160~0160ドル