〔東京外為〕ドル、135円台前半=米金利上昇で水準切り上げ(28日午前9時)
2022年06月28日
28日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の上昇に支援され、1ドル=135円台前半に水準を切り上げている。午前9時現在、135円43~44銭と前日(午後5時、135円07~07銭)比36銭のドル高・円安。 前日の海外市場では、欧州時間の序盤は135円前後で取引された後、米国時間の序盤に135円50銭台に浮上。いったん売られたが、米長期金利の上昇を背景に終盤は135円40銭台に戻した。東京時間の早朝は135円30~40銭前後で推移している。5月の米耐久財受注などの指標が市場予想を上回ったほか、2年物と5年物の国債入札が不調だったことで米金利が上昇。日米金利差の拡大観測からドル買い・円売りが優勢となった。 東京時間も「買いが入りやすい地合いになる」(FX業者)との声が聞かれるが、ドル円は先週前半に136円台まで急伸した後、「全般は水準調整の局面に入った感もある」(大手邦銀)ことから、「目先は135円台半ばが上値として意識されそうで、上昇余地は限定的だろう」(同)との見方が出ていた。 ユーロも対円は上昇。対ドルは横ばい圏。午前9時現在、1ユーロ=143円28~30銭(前日午後5時、143円02~03銭)、対ドルでは1.0579~0580ドル(同1.0588~0588ドル)。