〔東京外為〕ドル、135円台後半=欧州通貨安が波及(19日午前9時)

2022年08月19日

 19日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、主に対ドルでの欧州通貨安の影響が波及し、1ドル=135円台後半へと値を上げている。午前9時現在、135円80~81銭と前日(午後5時135円29~30)比51銭のドル高・円安。  前日の米国時間は、序盤に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数の堅調な内容をきっかけに、それまでの134円台から切り返して135円台を回復。週初のニューヨーク州製造業景況指数が大幅低下していただけに、好感度合いが大きかった。深刻なエネルギー危機を背景にユーロ安・ドル高圧力がドル円相場にも響く中、セントルイス連銀のブラード総裁が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の大幅利上げを支持する考えを表明したことが伝わると、一気に135円80~90銭台へと上値を切り上げた。  東京早朝はこの流れを引き継ぐ中、いったん利食いが優勢となり、135円70銭近辺まで軟化する場面があった。市場からは1カ月超ぶりのドル高・円安水準となり「投資家は上目線に傾斜しているが、週末で大きな持ち高は構築しづらい」(FX業者)との声が聞かれる。前日は米金融当局高官からのタカ派発言にもかかわらず、米長期金利の上昇幅が限定的だった。きょうはこの発言が蒸し返されないか、時間外取引の米金利動向には注意を払う必要だありそうだ。市場では「欧州経済の縮小観測を背景とした欧州通貨売りを通じたドル買いと相まって、136円台乗せも考えられる」(国内証券)との見方も出ていた。  ユーロは対円、対ドルでともに下落。午前9時現在、1ユーロ=137円02~03銭(前日午後5時、137円47~49銭)、対ドルでは1.0089~0089ドル(同1.0161~0161ドル)。

© 2009 Dr. straightのヘルスケア&リラクゼーションのブログ。 by https://www.stosakaclinic.com/
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう