〔東京外為〕ドル、136円台後半=実需筋の売りで軟化(25日正午)
2022年08月25日
25日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、国内輸出企業など実需筋の売りに押され、1ドル=136円台後半に軟化した。正午現在、136円82~83銭と前日(午後5時、136円54~55銭)比28銭のドル高・円安。
前日の米国時間では、米長期金利の上昇などが支援材料となり、一時137円20銭台まで上昇したが、終盤は買い一服となって137円10銭台を中心にもみ合った。
こうした流れを引き継いだ東京市場は137円10銭台で取引を開始。「五・十日」ということもあり、仲値に向けて実需筋のドル売り・円買いが強まったことなどから、一時136円50銭台に水準を切り下げた。正午にかけては買い戻しなどが入り、やや値を戻している。
市場では、26日に予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長によるジャクソンホール会合での講演が注目されており、「(今後の利上げペースを見極めるため)発言の内容を確認したい」(大手邦銀)との声が聞かれた。
ユーロは朝方に比べ対円で小動き。対ドルで小高い。正午現在、1ユーロ=136円59~60銭(前日午後5時、135円91~91銭)、対ドルでは0.9982~9983ドル(同0.9953~9953ドル)。