〔東京外為〕ドル、137円台前半=米金利上昇で買い優勢(22日正午)
2022年08月22日
22日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の上昇などを背景に買いが優勢となり、1ドル=137円台前半に上昇した。正午現在は、137円31~31銭と前週末(午後5時、136円65~66銭)比66銭のドル高・円安。 前週末の海外市場では、米国時間に米リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレ抑制に向けた金融引き締めに積極的な姿勢を示したことなどを受け、ドル買い・円売りが進み、137円20銭台に上昇した。ただ、終盤は売りに押され、137円前後で推移した。 この日の東京時間は、海外市場の流れを引き継ぎ、137円近辺でスタート。米長期金利の上昇を受け、日米金融政策の違いを意識してドルを買って円を売る動きが強まり、一時137円40銭台まで上昇した。市場では「お盆期間が終了し、休み明けで輸入企業のドル買いなども入っているようだ」(大手銀行)との声が聞かれた。 本日は、海外時間も含めて経済指標など主要な予定はない。「ドル円は米長期金利を手掛かりとした動きとなりやすいが、このところの上昇ピッチが速かったので、上値は重くなりそうだ」(外為仲介業者)との見方が出ていた。 ユーロは朝方に比べ対円で上昇。対ドルでは強含み。正午現在、1ユーロ=137円92~94銭(前週末午後5時、137円89~90銭)、対ドルでは1.0045~0045ドル(同1.0090~0090ドル)。