〔東京外為〕ドル、137円台前半=週末控え利益確定売り(16日正午)
2022年12月16日
16日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、海外の流れを引き継いで大幅に上昇して始まった後、週末を控えた利益確定や持ち高調整の売りに押され、1ドル=137円台前半で推移している。正午現在、137円17~17銭と前日(午後5時、135円85~85銭)比1円32銭の大幅ドル高・円安。
前日の欧米時間は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化が改めて材料視され、ドル買いが進行した。また、低調な米経済指標に加え、欧州中央銀行(ECB)、英イングランド銀行(中央銀行、BOE)が相次ぎ利上げを決定したことから世界経済の先行き不透明感が強まるとの見方が広がり、基軸通貨とされるドルへの資金逃避で一時138円20銭前後に急伸した。
きょうの東京市場は海外時間の流れを受けて137円70銭台で取引を開始。徐々に利益確定売りが優勢となり、午前11時半ごろには136円90銭台まで下落した。市場関係者からは「前日に急伸した反動で売りが出やすい状況になっている」(外為ブローカー)との声が聞かれた。ただ、下値では押し目買いも散見され、正午にかけては137円20銭前後まで買い戻されている。
市場では、ドル安を見込む投機筋の売りが膨らんでいたとされ、ポジションを手じまう動きが広がったことも「海外時間にドル円が上昇する要因になった」(FX業者)とみられている。ただ、時間外取引で米長期金利が伸び悩んでいるため、「ドル円の買い戻しも限定的とならざるを得ない」(同)との指摘もあった。
ユーロも午前は対円で下落、対ドルでは小高い。正午現在、1ユーロ=146円10~10銭(前日午後5時、144円57~58銭)、対ドルでは1.0650~0651ドル(同1.0642~0642ドル)。