〔東京外為〕ドル、138円台前半=中国不安で下落(28日午後3時)

2022年11月28日

28日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、新型コロナウイルス感染を押さえ込むための中国の「ゼロコロナ」政策を巡る不安感から、1ドル=138円台前半に下落している。午後3時現在、138円36~40銭と前週末(午後5時、138円80~80銭)比44銭のドル安・円高。  きょうのドル円は139円30銭台で始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が先週に発表されて以降、市場では米国の利上げペースが鈍化するとの見方が広がっている。ドルの下押し圧力が強い中、中国各地で政府の「ゼロコロナ」政策に対する不満を表明するデモが拡大しているとの報道が売りに拍車をかけた。「景気悪化の連想から安全資産を求める動きが鮮明となった」(FX業者)とされ、リスク回避目的の円買いが入ったほか、米国債への資金流入を受けて時間外取引で米長期金利が低下したため、ドル円は午前11時半ごろに138円30銭台まで急落した。  売り一巡後は徐々に買い戻され、138円75銭前後まで上昇。ドルが対オフショア人民元で買われたこともドルの下支え要因となった。ただ、その後は米長期金利の低下につれて再び売りに押される展開となり、一時138円20銭前後まで水準を切り下げた。  市場関係者によると、ドル円の下値節目は15日の米卸売物価指数(PPI)発表後に付けた137円70銭前後にあるとされる。ただ、「中国がらみのヘッドライン次第では反転するリスクもある。これ以上売り姿勢を強めることはできない」(国内証券)などと下げ余地は限定的との声も聞かれた。  ユーロは午後に入ってから対円、対ドルでともに軟調。午後3時現在、1ユーロ=143円18~26銭(前週末午後5時、144円48~48銭)、対ドルでは1.0350~0351ドル(同1.0409~0409ドル)。

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