〔東京外為〕ドル、138円台半ば=月末特有の売りで軟化(31日正午)

2022年08月31日

31日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、月末特有の売り注文などに押され、1ドル=138円台半ばに軟化した。正午現在、138円51~52銭と前日(午後5時、138円45~45銭)比06銭の小幅ドル高・円安。  前日の米国時間は、米労働省発表の7月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数や、民間調査機関コンファレンス・ボードによる8月の消費者景気信頼感指数がともに市場予想を上回り、「FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ継続を正当化させる内容」(FX業者)との受け止めが広がった結果、ドル円は一時139円台まで値を上げた。ただ、終盤にかけては伸び悩み、138円70~80銭台で推移した。  こうした流れを受け、きょうの東京市場も138円70銭台で取引がスタート。市場からは「改めて139円近辺での売り圧力の強さが確認できた」(同)との声が上がり、上値追いムードには一服感が漂っている。このため、朝方から徐々に上げ幅を削る形となり、午前9時半ごろには138円40銭台まで値位置を落とした。仲値通過後は小戻ししたものの、複数の市場関係者は「月末で持ち高調整や実需筋による売り注文が散発的に出やすい状況」(外為ブローカー)と指摘しており、正午前には再び138円40銭前後に軟化した。  ユーロは朝方に比べて対円で軟調、対ドルは横ばい圏。ロイター通信は、ロシア側が31日から天然ガス輸送パイプライン「ノルドストリーム」の稼働を保守点検を理由として3日間停止させると報じており、これが「相場の重荷となっている」(同)。正午現在は、1ユーロ=138円87~88銭(前日午後5時、138円83~90銭)、対ドルでは1.0025~0026ドル(同1.0028~0029ドル)。

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