〔東京外為〕ドル、141円台半ば=買い戻し一巡で伸び悩み(11日午後3時)
2022年11月11日
11日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場は、投機筋などによる買い戻しの動きが一巡したことから、1ドル=141円台半ばを中心に伸び悩む展開となっている。午後3時現在、141円65~66銭と前日(午後5時、146円28~29銭)比4円63銭の大幅ドル安・円高。
前日の海外市場で、10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想より弱い結果となったことから、ドル円は146円台前半から一時140円20円銭まで急落した。
この日の東京市場は141円70銭台でスタート。仲値に向けては実需筋によるドル買い・円売りが先行、その後も投機筋を中心とする買い戻しが散見され、午前11時前には一時142円40銭台まで水準を切り上げた。ただ、その後は次第に様子見ムードが強まり、午後は141円台半ばを軸としたレンジでもみ合う展開となっている。
市場からは「きょうは米国が休場のため、夕方から参入する欧州勢に注意が必要だ」(国内銀行)との声が聞かれ、それまでは方向感に欠けた展開が続きそうだ。
ユーロは午前に比べて対円で強含み、対ドルでは上昇。午後3時現在、1ユーロ=144円74~75銭(前日午後5時、146円29~30銭)、対ドルでは1.0219~0219ドル(同1.0000~0001ドル)。