〔東京外為〕ドル、142円台前半=終盤、調整売りで伸び悩む(13日午後5時)
2022年09月13日
13日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日本時間今夜に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)を待つムードが強い中、終盤に調整売りが出て、1ドル=142円台前半で伸び悩んでいる。午後5時現在、142円25~25銭と前日(午後5時、142円76~77銭)比51銭のドル安・円高。
ドル円は142円60銭近辺で取引開始となった後、午前中は142円30銭から同70銭前後の幅で上下動した。午後は142円50銭前後を軸とした狭いレンジ圏でもみ合ったが、終盤に「全般的なドル売りがやや優勢になった」(為替ブローカー)とされ、一時142円近くまで下落。その後は持ち直し、142円20~30銭台で推移している。
終盤のドル売りも含め、「全般はポジション調整の売買に左右され、東京時間は方向感を欠いた」(大手邦銀)と指摘される。目先の焦点は米CPIで、「発表までは様子見ムードが強まる」(先のブローカー)とみられる。CPIについては「やや弱めの結果が予想され、多少ドル売りが優勢になるかもしれない」(先の大手邦銀)との声が聞かれた。
ユーロも終盤は対円で伸び悩んだ。対ドルは小幅高。終盤、全般的なドル売りでユーロドルが強含みになった。午後5時現在、1ユーロ=144円34~35銭(前日午後5時、145円27~28銭)、対ドルでは1.0147~0147ドル(同1.0175~0176ドル)。