〔東京外為〕ドル、146円台前半=実需買い、米金利持ち直しで強含む(27日正午)

2022年10月27日

27日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、実需買いが入った上、時間外取引の米長期金利の持ち直しを受け、1ドル=146円台前半で強含みに推移した。正午現在は、146円25~26銭と前日(午後5時、147円08~09銭)比83銭のドル安・円高。  前日の海外市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース鈍化観測が広がって米長期金利が低下し、ドル売りが進んだ。カナダ中銀が利上げ幅を前回会合から縮小させたことで、FRBの急速な金融引き締めに対する警戒感が和らいだ。ユーロドルはパリティ(等価)を回復、ドル円は米国時間に146円20銭付近まで下押した。  東京時間は海外市場の流れを引き継いで146円00銭台で始まると、仲値にかけては輸入企業のドル買いが膨らんで146円20銭台に浮上。輸出企業などの売りに押され、いったん145円90銭台に軟化したが、時間外の米長期金利が上昇に転じたのを眺め、146円40銭付近まで上値を伸ばした。その後は米長期金利の上昇が一服、月末を控えたポジション調整の動きも出て、正午に向けては146円20銭台に伸び悩んだ。  日本時間今夜には7~9月期の米GDP、ECB理事会の結果が発表される。市場では「結果次第で日本の金融政策との違いが意識され、ドル円が大きく動く可能性がある」(外為仲介業者)との声も聞かれる。一方、「今週は米利上げペース鈍化を意識する流れが続いており、日米金利差がさらに拡大していくとの見方にはなりにくい」(外資系証券)との指摘も出ていた。  ユーロは朝方に比べ対円、対ドルで下落。正午現在は、1ユーロ=147円22~24銭(前日午後5時、147円58~59銭)、対ドルでは1.0066~0066ドル(同1.0033~0033ドル)。

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