〔東京外為〕ドル、146円台前半=米CPI控えもみ合い(10日午後3時)
2022年11月10日
10日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日本時間今夜発表される10月の米消費者物価指数(CPI)を控えて、1ドル=146円台前半でもみ合っている。午後3時現在、146円14~14銭と前日(午後5時、145円51~51銭)比63銭のドル高・円安。
きょうの東京時間は146円20銭付近で取引をスタート。仲値に向けては国内輸入企業など実需筋によるドル買い・円売りが見られたものの、日経平均株価が大幅続落となったことから、午前10時ごろには146円付近まで軟化した。その後は米金利の先高観や「五・十日」需要を背景に持ち直したが、米CPIを見極めたいとの雰囲気が強い中、146円台前半の狭いレンジで売り買いが交錯する展開が続いている。
午後に入ると「米CPIを控えたポジション調整が優勢」(国内銀行)との声が聞かれ、「(CPIの発表までは)一方向にポジションを傾けることはリスクが高い」(複数の市場関係者)とされる。
ユーロは午前に比べて対円、対ドルで上昇。午後3時現在、1ユーロ=146円63~64銭(前日午後5時、146円45~46銭)、対ドルでは1.0034~0034ドル(同1.0063~0063ドル)。