〔東京外為〕ドル、146円台後半=米中間選挙控えて小動き(8日午後3時)
2022年11月08日
8日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日本時間の今夜に投票が始まる米中間選挙を控え、1ドル=146円台後半で小動きにとどまっている。午後3時現在、146円75~75銭と前日(午後5時、147円51~52銭)比76銭のドル安・円高。
ドル円は早朝、146円60銭台で取引された。その後は調整的な売りが優勢となり、146円30銭台に下げる場面もあったが、同水準では買い戻しが入り、仲値すぎには146円70銭台に浮上。正午にかけては146円50~70銭前後を軸にもみ合い、午後もおおむね同様のレンジ圏にとどまっている。
午後3時前に「時間外取引で米長期金利が若干上昇したことで146円80銭台に乗せる場面もあった」(為替ブローカー)が、「買いは続かずに一時的に強含む程度の動きにとどまった」(同)という。
市場の関心は「米中間選挙と10日の米消費者物価統計(CPI)に向かっている」(大手邦銀)とされ、「それまでは方向感は出にくい」(大手邦銀)とみられる。
ユーロは午後に入ってからは対円、対ドルで小安い。午後3時現在は、1ユーロ=146円69~69銭(前日午後5時、146円45~46銭)、対ドルでは0.9995~9996ドル(同0.9927~9931ドル)。