〔東京外為〕ドル、148円台後半=終盤は伸び悩む(17日午後5時)
2022年10月17日
17日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、一時1ドル=148円80銭近辺に値位置を切り上げる場面もあったが、買いが一巡した終盤は148円台後半で伸び悩む展開となった。午後5時現在、148円63~64銭と前週末(午後5時、147円48~48銭)比1円15銭の大幅ドル高・円安。
米長期金利の上昇を背景にドルが買われた海外市場の流れを引き継ぎ、きょうの東京時間は148円60銭台で取引をスタートした。148円40銭前後にいったん下押したが、実需筋の買いに加え、午後に入って投機筋による上値試しとみられる動きを受け、一時148円80銭近辺に浮上した。
その後は、岸田首相による衆院予算委員会での「投機絡みの為替変動は好ましくない」などといった円安けん制発言が伝わる中で下押し、終盤はやや売りが先行した。市場では「海外時間に入ってもきょうは大きなイベントがないため、足元のレンジを中心に取引されるのではないか」(国内銀行)との声が聞かれた。
ユーロは終盤、対円、対ドルで弱含み。午後5時現在、1ユーロ=144円89~90銭(前週末午後5時、144円05~06銭)、対ドルでは0.9748~9748ドル(同0.9767~9768ドル)。