〔東京株式〕マイナス圏で小動き=手掛かり材料待ち(22日後場中盤)
(13時45分)後場の日経平均株価はマイナス圏で小動き。円安進行が一服したことで、日経平均の下げ幅縮小も止まっている。市場では「例年のこの時期と同様に商いが閑散としている」(大手証券)との声が聞かれ、手掛かり材料待ちの状態が続いている。
新たなエンジンデータ不正が判明し、小型トラックの出荷を停止すると発表した日野自 <7205> が一段安。一方、アイスタイル <3660> は高値圏でもみ合っている。
(後場寄り)22日午後の東京株式市場は、外為市場での円安進行などを受けて買い戻しの動きが散見され、日経平均株価は前営業日比115円20銭安の2万8815円13銭と、前引けに比べて下げ幅を縮小して始まった。
(前引け)【プライム】前週末の米国の長期金利上昇や主要株価指数の下落を受けて利益確定売りが先行した。日経平均株価は一時、前営業日終値からの下落幅が300円を超えたが、その後は中国人民銀行の最優遇貸出金利引き下げや円安進行を受けて下げ渋った。午前の終値は日経平均が124円81銭安の2万8805円52銭と続落した。東証株価指数(TOPIX)は3.65ポイント安の1990.87と反落。
56%の銘柄が値下がりし、値上がりは39%。出来高は4億7729万株、売買代金は1兆1195億円。
業種別株価指数(全33業種)ではサービス業、非鉄金属、電気機器の下落が目立った。上昇は鉱業、石油・石炭製品、医薬品など。
【スタンダード】スタンダードTOP20は軟調。出来高1億1456万株。
【グロース】グロースCore、東証マザーズ指数は大幅安。
(10時15分)22日前場の東京株式市場は、米国株安や米金利上昇を受けて売りが先行し、取引開始からほどなく日経平均株価の下落幅が300円を超えた。その後は押し目買いも入り、マイナス圏でもみ合いが続いている。
市場関係者は「ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数の下落を反映した展開だ。週後半にはジャクソンホール会議を控え、一段と様子見気分が強まるだろう」(大手証券)とみていた。
東エレク <8035> 、信越化 <4063> などの半導体関連株や、ファーストリテ <9983> など値がさ株が安く、日経平均を押し下げている。半面、INPEX <1605> が値を上げ、第一三共 <4568> などの医薬品株もおおむねしっかり。
(寄り付き)週明け22日午前の東京株式市場は、ダウ工業株30種平均など米主要株価指数が前週末にそろって下落したのが嫌気されて売りが先行、日経平均株価は前営業日比276円26銭安の2万8654円07銭と、3営業日続落して始まった。