〔NY外為〕円、135円台前半(17日)
2022年08月18日
【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利上昇を背景に円売り・ドル買いが先行したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を受けて、あとドルが若干売り戻され、円相場は1ドル=135円台前半となった。午後5時現在は135円05~15銭と、前日同時刻(134円20~30銭)比85銭の円安・ドル高。
米長期金利の上昇を背景に朝方はドル買いが優勢となり、円は一時135円50銭まで下落。ただ、同日午後に公表されたFOMC議事要旨(7月26、27日開催)は、連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派的姿勢の維持を示唆したものの、利上げペースの加速観測を強めるような内容ではなかったため、円売り・ドル買いの流れが失速。円は一時134円79銭まで戻した。FOMC参加者らは、記録的な高インフレ抑制のため金融引き締めを継続する方針を示した一方で、「ある時点で利上げペースの減速が適切になる」との見解で一致したことが明らかになった。
米商務省が朝方発表した7月の小売売上高は前月比横ばいと、市場予想(0.1%増=ロイター通信調べ)を下回ったが、市場への影響は限定的だった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0172~0182ドル(前日午後5時は1.0166~0176ドル)、対円では同137円41~51銭(同136円46~56銭)と、95銭の円安・ユーロ高。