〔NY外為〕円、136円台後半=一時137円台(19日朝)
2022年08月20日
【ニューヨーク時事】週末19日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米大幅利上げ観測の強まりを受けて売られ、一時約3週間ぶりに1ドル=137円台に下落した。午前9時現在は136円75~85銭と、前日午後5時(135円84~94銭)比91銭の円安・ドル高。
前日は、セントルイス連銀のブラード総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁などから、9月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げに前向きな発言が相次いだ。最近の物価指標がやや落ち着きを示したことで、市場では次回会合の利上げ幅を50ベーシスポイント(bp)と見込む向きが増えていたが、連銀総裁らの「タカ派」的な発言をきっかけに、海外市場で円売り・ドル買いが加速。円相場は朝方137円台に下落し、ニューヨーク市場入り後も世界的な景気減速への懸念から、基軸通貨であるドルを買う流れが続いている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0065~0075ドル(前日午後5時は1.0082~0092ドル)、対円では同137円65~74銭(同137円07~17銭)と、58銭の円安・ユーロ高。