〔NY外為〕円、148円台後半(17日朝)
2022年10月17日
【ニューヨーク時事】週明け17日午前のニューヨーク外国為替市場では、日米金利差の拡大観測と、日本政府・日銀による追加の為替介入の両にらみで神経質な商いとなり、円相場は1ドル=148円台後半で浮動している。午前9時現在は148円65~75銭と、前週末午後5時(148円73~83銭)比08銭の円高・ドル安。
円相場はこの日早朝、一時148円90銭付近と、約32年ぶりの安値水準を更新。直近の米雇用・物価関連指標の堅調な結果を受け、当面は速いペースでの利上げが続くとの見方から、ドルが主要通貨に対して買われやすくなっている。ただ、対円では心理的な節目の150円が迫っており、政府・日銀による再度の円買い介入への警戒感が強い。
ニューヨーク市場は148円84銭で取引を開始。ニューヨーク連銀が朝方発表した10月の同州製造業景況指数はマイナス9.1に悪化し、市場予想も下回った。これを受け、相場は幾分円高・ドル安方向に振れている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=0.9770~9780ドル(前週末午後5時は0.9718~9728ドル)、対円では同145円30~40銭(同144円49~59銭)と、81銭の円安・ユーロ高。