もらい忘れた”当たり”宝くじは128億円
昨日、「9月2日」は何の日だったかご存知でしょうか?
(ヒント:9月2日→くじ)
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答えは、「宝くじの日」。
1967年、くじ(9・2)の語呂合わせによって、
毎年9月2日は「宝くじの日」と制定されました。
クジ=9月2日
とても分かりやすいですよね。
ここで、もう1つ質問です。
なぜ、宝くじの日が設けられたのでしょうか?
それは、ただゴロが良い、
というわけではありません。
そこには、「128億円」という
巨額のお金が存在していました...
宝くじ公式サイトによると、
2020年の時効当せん金、128億円のうち、
200万円以上の高額当せんに当たるのはわずか20%...25億円程度。
残りの80%...
つまり約103億円に上る額は、
100円、200円、300円といった
少額当せんによるものなのです!
まさに、「チリも積もれば山となる」ですね。
そんな巨額の時効当せん金を
無くすためにできたのが「宝くじの日」。
この日は、当せん金の引き換え漏れ防止を図るため、
さまざまな行事が行われます。
例えば、「宝くじの日 お楽しみ抽せん」。
これは、抽せん済みの"ハズレ券"を対象に抽せんを行う、
いわば、宝くじの"敗者復活戦"です。
抽せんを行い、下4ケタの当せん番号を決定。
その当せん者には豪華賞品が当たるというもの。
このような行事を通して、
時効当せん金を減らす
努力をしてきたのですね。
もし、あなたも当せん番号を
確認していない宝くじをお持ちでしたら、
これを機に一度、確認してみてはいかがでしょうか?
さて、このような背景があって
制定された宝くじの日。
昨日、ワクワクしながら
宝くじを購入した方もいらっしゃるでしょう。
「ワクワク感」が
宝くじの魅力でもありますからね。
では、そんな宝くじは、
「資産を増やす目的」としてはどうなのでしょうか?
宝くじにまつわる「2つの数字」を見てみましょう。
①還元率
まず、宝くじの還元率...
つまり、賭け金に対して賭けた人に戻される金額の割合は、約45%。
例えば、宝くじを100万円分購入した場合、
55万円は宝くじの販売元に、
45万円は宝くじを買った人に返ってくるということです。
他の賭け事と比べてみると...
- 競馬:約75%
- パチンコ:約85%
- サッカーくじ:約50%
このように、宝くじの還元率はパチンコや競馬よりも低いのです。
これは、昨年の「年末ジャンボ宝くじ」
における当せん金・本数を示した表。
この表によると...
1等が当たる確率は2,000万分の1。
「0.00000005%」です。
1等の前後賞が当たる確率はというと...
1,000万分の1。
「0.0000001%」
ちなみに、
- プロゴルファーがホールインワンをする確率は、約3,000分の1。
- 雷に打たれる確率は、約100万分の1。
- サイコロを振って9回連続1が出る確率は、約1,000万分の1。
と言われていますから、
宝くじで1億円以上に当せんすることが
いかに奇跡的かよく分かりますよね。
このように、宝くじは
パチンコよりも還元率が低く...
そして1億円以上が当たる確率は、
サイコロを振って9回連続「1」が
出る確率と同じくらいなのです。
まさに、「宝くじは夢を買っている」
と言えるかもしれませんね。
では、
「宝くじは"投資対象"として優れているのか?」
という最初の問いに戻ると...
答えは「NO」ではないでしょうか?
もちろんこれは、
「宝くじを買うな!」という
極端な話ではありません。
「儲けるため」ではなく、
「趣味」として宝くじを買っている人や
あのワクワク感を味わうために
買っているという人も多いと思います。
しかし、私たち投資家は、
「宝くじを買うこと」と「資産形成」
を明確に切り分けなければなりません。
つまり、宝くじで「夢」を買うだけではなく、
しっかりと現実を直視し、
強固な資産の土台を築いていくことが大切なのです。
なぜなら、現実の資産がなくなってしまえば、
夢を買うこともできなくなりますからね。
これをご覧になられているあなたは、
すでにご理解されているかもしれませんが、
資産形成のスタートは「土台」を作ることです。
強固な資産の土台があるからこそ、
私たちは積極的な投資にチャレンジしたり、
宝くじで夢を買ったりすることができるのではないでしょうか?
ぜひ夢だけを買うのではなく、
現実を直視し、コツコツと資産の土台を築いていきましょう。
良い投資を!
P.S.
資産の土台を築くために、
私たちが推奨しているのが「米国配当株への投資」です。
これは、宝くじのように、
当たればもらえる...という運が
必要なものではありません。
企業が配当をストップしない限り、
株を持っておけば、
誰でも同じような収入が得られるのです。
さらに、宝くじの場合、得られる額は
A賞なら100円、B賞なら200円と固定ですが、
毎年配られる配当額はどんどんと増えていく可能性があります。
事実、米国には50年以上にわたって、
毎年毎年、去年よりも多く配当金を渡してきた増配企業が45社もあるのです。
もし最初の配当金がたった500円だったとしても...
時効当せん金のように、「チリも積もれば山となる」でしょう。
宝くじで夢を買うだけではなく、
ぜひ配当で「現実」を買ってみてはいかがでしょうか?
P.P.S.
・一度買ったらほったらかし
・わざわざ換金しに行く必要なし
・買ったことすら忘れていてもOK
そんな配当投資の方法と
オススメの銘柄はこちらで紹介しています。