インフレ抑制へ経済活動制限が必要になる可能性=ECB総裁
2022年11月18日
[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、ECBは利上げを継続すると表明、インフレを抑制するため、場合によっては経済活動を制限する必要が生じる可能性もあると述べた。
バランスシートの縮小よりも金利が主要な政策手段だとも指摘した。
総裁は講演で「金利をさらに引き上げる見通しだ。緩和の解除が十分でない可能性がある」と発言。
「金利は政策スタンスを調整する主たるツールであり、今後もそうあり続ける」とした上で「ただ他の政策ツールを正常化し、金利政策の推進力を補強することも必要だ」と述べた。
「金利がECBの政策スタンスを方向付ける最も効果的な手段であり続けることを認識した上で、バランスシートを慎重かつ予測可能な方法で正常化することが適切だ」との考えを示した。
また「ECBは高インフレ局面がインフレ期待に影響を与え、高過ぎるインフレが定着することがないように努める」と述べた。