カジノで106億円溶かした大王製紙前会長・井川意高氏の現在地「今は“抜けた”ような状態」

2022年06月27日

カジノに子会社から借りた総額106億8000万円の資金を費やし、会社法違反(特別背任)の罪で2013年2月に懲役4年の実刑判決が確定、4年近く服役した大王製紙前会長の井川意高氏。27日に出版した「熔ける 再び そして会社も失った」(幻冬舎)では、刑期満了を迎えるとすぐに韓国のカジノに向かい、3000万円を元手に9億円まで増やしたものの、それを再び溶かしてしまったことを明かしている。あれだけ世間の批判にさらされ、痛い目にあったのに、"ギャンブル狂"は一生治らないのか――。

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「それが3年前の夏にシンガポールのセントーサ島でバカラを丸1カ月やり続けたら、ギャンブルへの情熱が急に燃え尽きまして......。今は"抜けた"ような状態なんです(笑い)」(井川氏)

■"カネの沼"にハマり込むまでギラギラしていた

あれだけ愛して止まなかったギャンブルを"一時中断"している井川氏。最近はどんな生活を送っているのか。

「42歳で大王製紙の本社社長に就任して経営を軌道に乗せて、"カネの沼"にハマり込むまでの私はギラギラしていました(笑い)。最近は高等遊民を気取っいて、そこそこおいしいものが食べられて、ハマっているスピリタス(96度のキツイ酒)を毎晩元気に飲めればそれでいいやと満足しています。日中は過去の経験を生かして経営者の相談に乗ったり、人のお手伝いをしたりしています。正直、昔はうっとうしいと思っていましたが、今は人の役に立てることが素直に嬉しいと思えるようになりました」(同)

そんな井川氏だが獄中に向かう過程で起きた、佐光正義氏ら大王製紙の現会長一派による"井川家排除"のクーデター劇だけは「どうしても許せない」と怒りを露わにする。「あれだけのことをして、会社を追い出されて当然だろう」と思う人も多そうだが、創業家御曹司の井川氏が今頃になって"暴露本"出版に踏み切った理由が「熔ける 再び――」には書かれている。

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