カブス鈴木 復活の5号ランニング本塁打!! 復帰即のマルチ安打も記録
◇ナ・リーグ カブス2ー5ブルワーズ(2022年7月4日 ミルウォーキー)
カブスの鈴木誠也外野手(27)は4日(日本時間5日)、敵地・ミルウォーキーでのブルワーズ戦で、39日ぶりに「4番・右翼」で復帰。9回の第4打席で5号ランニング本塁打を放った。4月17日(同18日)のロッキーズ戦以来となる本塁打など、4打数2安打1打点を記録。試合は延長10回サヨナラ負けでチームは連敗となった。
【写真】ランニング本塁打を放った鈴木(右)は出迎えたホーナーと歓喜の抱擁
1-1の9回1死、今季25セーブを挙げているブルワーズ・ヘイダーの95マイル(約153キロ)を叩いた打球は左中間フェンスを直撃。打球が不規則に跳ね返り、中堅方向へと転々とする間に、一気に三塁を蹴った。捕手のタッチをかいくぐるように左手で本塁を払う。勝ち越しのホームインにガッツポーズ。ベンチでチームメートの祝福を受けると、会心の笑顔がはじけた。
2回無死からの第1打席は中飛、4回1死二塁からの第2打席は右飛に倒れたが、7回無死からの3打席目で右腕・グスタブから右前に復帰後初安打。次打者の際に、相手バッテリーのミスで果敢に二塁を奪って進塁。後続が倒れて2点目のホームを踏むことはできなかったが、積極的な走塁も披露した。4月27日(同28日)以来、今季6度目のマルチ安打も記録した。
鈴木は5月26日のレッズ戦で左手薬指を捻挫し負傷者リスト入り。傘下3Aアイオワでは6月30日から3試合に出場し、9打数4安打3打点で打率・444。1本塁打を放ち、四球も2つ選ぶなど順調に調整段階を踏んだ。待望の鈴木の復帰にデービッド・ロス監督は「誠也のような実績ある選手が戻ってきたことは喜ばしい。楽しみだ」と期待していた。
鈴木は負傷前、41試合に出場し打率・245、4本塁打、21打点の成績だった。