カーライルが有望視する市場は日本-ドル保有者には「全てが安売り」
2022年11月03日
(ブルームバーグ): 米投資会社カーライル・グループは現時点での有望市場として日本に照準を合わせている。暫定最高経営責任者(CEO)を務めるウィリアム・コンウェー共同創業者が3日に明らかにした。
香港で開かれたグローバル・ファイナンシャル・リーダーズ・インベストメント・サミットのパネル討論会に参加したコンウェー氏は、「私が今、最も有望視するであろう市場は日本だ」と発言。「ドルを持つ人にとっては、全てが安売り状態だ。うまく活用すべき機会だと思う」と語った。
日本銀行が超低金利政策を堅持する中、円は対ドルで約30年ぶりの安値圏に下落。日本の当局は1998年以来の円買い介入に動いた。日米金利差の拡大が続く限りは、円は対ドルで下押し圧力を受け続けると予想されている。
原題:Carlyle's Favorite Market Is Japan With 'Everything on Sale'(抜粋)
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