クリーブランド連銀総裁、今後も利上げ継続が必要-インフレ抑制で
2022年09月29日
(ブルームバーグ): 米クリーブランド連銀のメスター総裁は、高インフレを抑制するための利上げを継続する必要があるとの見解を示した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は今年に入り、政策金利を計3ポイント引き上げている。
総裁は29日、米経済専門局CNBCのインタビューで「向こう1年間のインフレ期待に基づく実質金利は、プラスの領域に入り、その領域でしばらくの間とどまる必要がある」と指摘。「フェデラルファンド(FF)金利はまだ抑制的な領域にさえ達していない」と述べた。FF金利の誘導目標レンジは現在3-3.25%。
また「経済予測では私はインフレの鈍化を見込んでいるが、インフレの軌道を下向きにシフトさせるには政策金利を引き上げる必要がある」とし、自身の予想は恐らくFOMC参加者の予測中央値を若干上回る水準だとした。
原題:Fed's Mester Says Rates Need to Keep Rising to Reduce Inflation(抜粋)
(c)2022 Bloomberg L.P.