ゴールドマン、イラン核合意再建で妥結の可能性は低いと予想
2022年08月17日
ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループによれば、イランの再建で同国と欧州連合(EU)、米国の交渉が短期的に妥結する可能性は低い。仮に妥結したとしても、原油供給は来年までは増えないという。
カラム・ブルース氏らゴールドマンのアナリストらは8月16日付のリポートで、「短期的にはの可能性は依然として低いと引き続きみており、協議の行き詰まり状態は双方にとって有益だ」と指摘。前進があったとしても、「段階的な実施」となる公算が大きく、原油供給は早くても2023年初めまでは戻らないだろうと予想した。
核合意の再建で一致すれば、イランは米国の制裁を受けずに原油輸出を再開する道が開かれ得ることから、原油価格の国際指標である北海ブレント原油は16日、2月以来の安値を付けていた。
アナリストらは、現時点では障害が残っており、特に米国が提供できず、その意思もない継続性の保証がハードルだと指摘。さらに、イランは既に日量約100万バレルを輸出しており、中期の核開発目標で前進しているだけに、同国にとって合意する「インセンティブは弱い」との見方を示した。
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