ジャニーズのチケット転売戦略
「転売」と聞くと
何を思い浮かべますか?
・Nintendo Switch
・PS5
・限定モノのスニーカー
などなど・・・・
数の少ない人気商品を狙い
ほしい人に高値で転売する
「転売ヤー」が存在します。
彼らの嗅覚は鋭い。
人気になりそうな商品があるとわかったら、
朝3時でも4時でも並びに行く。
整理券を取って
目玉商品を手にし、
すぐさまオークションやメルカリに出品。
ひどい場合は、
その整理券自体を転売する人もいます。
これを見てください。
これは、2017年にルイ・ヴィトンと
シュプリームというブランドが
コラボした時の様子なのですが・・・
なんと東京・表参道の交差点から
代々木公園に至るまで、
12,500人もの行列ができていたのです!
これだけ人が並んでいるにも関わらず、
店内に入れるのはたったの300人。
当選確率は2.4%ですね。
その「入店できるチケット」が
転売されました。
例えば、ある売買では13時のチケットが30万円。
開店直後で商品が選び放題の11時のチケットは、
なんと100万円で取引されたといいます。
あるベテラン転売ヤーによれば、
・7万円のTシャツ→30万円
・13万円のパーカー→40万円
・60万円のレザージャケット→100万円
で売れていたそうです。
キレイに表現すれば、
とっても高い利回りですよね。
1日で何万円、何十万円、
ヘタをすれば100万円以上稼げるわけです。
転売ヤーが本質的な価値を
生み出しているかは別として、
こうした稼ぎ方をする人は常にいます。
同じことはジャニーズのコンサートでもいえます。
ジャニーズのコンサートチケット。
ジャニーズオタク、通称"ジャニオタ"たちは
彼らを見ようとチケットの争奪戦を繰り広げます。
純粋な心からその争奪戦をするのですが・・・
中には転売ヤーも存在します。
自分はジャニーズに興味はなくても、
とりあえずチケットを買って、
定価よりも高く販売。
とあるジャニオタの情報筋によれば、
10,000円で買ったチケットを
3万円、4万円で転売することは普通。
特に、嵐が引退する時のコンサートでは
7,000円のチケットが20万円で
転売されていたそうなのです!
すごいですよね。
しかし、ジャニーズも
こういった転売を防ごうと策を講じています。
特に2022年からは厳しくしているようで...
ジャニーズコンサートは
入場する際、チケットを表示するアプリが必要に。
これが面白く、ただアプリで表示させるだけではなく、
アカウントが機種変更に対応していないそうなのです!
携帯電話を無くしたり、
機種変更しようと思っても
対応していない...
なぜか?
それは、
「転売相手に自分のアカウントを教えてログインさせないようにするため」
という理由からだそうです。
しかし、これで諦めないのが転売ヤー。
人のアカウントで
入場できないことがわかった転売ヤーはまず...
自分でコンサート会場に入ります。
今のジャニーズコンサートは
席の場所がわからないことが多いため、
実際に会場に入ってからじゃないと
どこに座れるのか、正確な位置がわからないそう。
(これは転売防止を目的にしているのが理由)
入場して、席を確認して...
そこからTwitter等SNSを活用し、
「この席にいます。誰か〜〜円で座りたい人はいませんか?」と
募集をかけるのです!
そこから取引が開始し、
見事取引が成立すると、
彼らは会場を去っていく。
ジャニーズを見ることなく、
転売してその日のお仕事は終了といった形です。
最新の転売ヤーは
本気度が違うなと思いながら、
色々考えさせられますね...
一般には知られていない、
最新のジャニオタをターゲットにした
時間もお金もかけて投資資金を回収する
転売ヤー事情でした。
さて、コンサートにちなんで、
私たちも12月に講演会を開きます。
これは良い席であっても
転売ができませんが(しないでください笑)
お席にはもう少し余裕があります。
S席は数が少なくなってまいりました。
ぜひ現地で、金融のプロや
他では聞けないウクライナ投資の話などを
聞きにいらしてください。
それに、なかなか身の周りに
投資家仲間もいらっしゃらないでしょうから、
繋がりもできるといいな、と思っています。
もちろん、
「私は投資家じゃないし...」
と尻込みしなくても大丈夫です。
今までたくさんのお客様に
お会いしてきましたが、
"THE 投資家"という方は少なく、
物腰の柔らかい、優しい方が多い印象です。
ぜひご交流の上、
仲良くなってくださいね。
私も今年、アメリカの投資家が集まる
カンファレンスに参加してきたのですが...
そこでもやはり、お客さま同士のつながりがありました。
「ここに住んでいるんだけど〜」
「今までこんな投資をしてきたけど〜」
「こんな仕事をしてきたけど投資は全然やってこなくて〜」
など、社交の場にもなっていまして、
とてもいいなと思い、今回こうして企画をしています。
投資というのは、
あなたも感じられている通り、
なかなか仲間ができないもの。
どうしても孤独になってしまいがちなので、
お仲間を作っていただけたらなあ、と思っています。