ソフトバンクも青ざめる…?米テック企業「成長鈍化」「大リストラ」時代が到来!

2022年08月15日

昨年勢いのあった米国のテック企業だが、金融引き締めの影響により株価は軒並み下落、直近のGAFAの決算も冴えない結果に終わった。彼らの成長が鈍化したのはなぜか? 過激なリストラの実態とは? ソフトバンクグループのビジョンファンドの大赤字にもつながったテック企業の転落を、米国の投資運用会社で働いた経験があり、『マネーの代理人たち』の著書もある小出・フィッシャー・美奈氏がレポートする。 ---------- 【マンガで読む】グーグルが上場したときに「100万円」買っていたら、今いくら?

どうした?GAFAの変調

Photo by Gettyimages

 驕るものは久しからず。  去年の今頃は、米テック株を保有していれば王者の気分だったことだろう。メタ(「フェイスブック」から改名)もアマゾンも、昨年半ばには前年ボトムから株価は倍増。  ネットフリックスに至っては、2017年に100ドルだったのが昨年末には700ドルと7倍になった。  これに仮想通貨やNFTアート、レア物ポケモンカードまで保有していたら、もう働かないで投資でもやって暮らしていこうか、という気になったかもしれない(関連記事:「3億円」で出品される超レア物も! 「ポケモンカード」に熱狂する"巣ごもりバブル"への警鐘)  ところが今年に入って事態は暗転。欧米金融当局の引き締めで、「金余りラリー」に酔いしれていた市場のダンスが止まり、期待先行で買われていた金融資産ほど激しく売り込まれたことは既報の通りだ(関連記事:テック株、仮想通貨、NFT、ポケモンカードまで総崩れ...世界の「金融引き締め」で市場はどうなるのか? )。だが、大手テック企業の不振は単に株価にとどまらない。実態面でも、最近はことのほか業績不振が目立つのだ。  例えば、ネットフリックス。1~3月の決算で全世界会員数が初めてマイナスに転じた上、4~6月の決算でも3ヶ月で100万人近いユーザーが減少したことが明らかになり、株価は一時ピークの2割まで売り込まれた。メタ(フェイスブック)も、広告収入伸び悩みで4-6月期は四半期ベースで初めて減収となり、株価はピークの半分まで落ち込んだ。  さらにアマゾンが赤字転落、グーグルの親会社のアルファベットも減益で、両社の株価も3、4割の大調整に見舞われた。アップルは例外的に堅調だが、「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazonの総称、米国ではFAANG―Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google―とも呼ばれる)」の決算がほぼ総崩れ、というのはかつてない現象だ。


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