ドイツ企業の事業見通し8月も悪化、既にマイナス成長の公算-Ifo
2022年08月25日
(ブルームバーグ): ドイツ企業の事業見通しが8月も悪化した。インフレ加速が背景にあり、欧州一の経済大国がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が強まった。
Ifo経済研究所が25日発表した8月の独企業期待指数は80.3と、7月改定値の80.4から低下した。エコノミスト予想は79.0への悪化だった。8月は企業景況感指数と現況指数も低下した。
8月のドイツIfo企業景況感指数概要(表)
Ifoのクレメンス・フュースト所長は今後数カ月の見通しについて、「明らかに悲観的」だと述べ、「企業の不確実性が高止まりしている」と指摘。国内総生産(GDP)は7-9月(第3四半期)に縮小する可能性が高いとの見方を示した。
原題:(抜粋)
(c)2022 Bloomberg L.P.