ドル・円の予想変動率、3年ぶり高水準-日銀サプライズ警戒

2023年01月16日

(ブルームバーグ): ドル・円の1週間物インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)がほぼ3年ぶりの高水準に上昇した。18日の日本銀行の決定によって不意を突かれることをトレーダーが警戒していることが分かる。

日銀は先月、意表を突いてイールドカーブコントロール(YCC)政策の修正を発表。円は対ドルで急上昇し1日の動きとして1998年以来の大きさとなった。

12月の政策決定会合前日のオプション市場は、政策決定会合当日に1ドル=130円58銭に達する可能性を全く織り込んでいなかったが、結局この水準がドルの日中安値となった。

日銀が今週の会合で大規模緩和の副作用を点検するとの一部報道と10年物国債利回りが許容変動幅の上限0.5%を突破したことが重なり、オプション価格の上昇に拍車が掛かっている。

オプション価格はさらなる政策変更でドルが急落するか、日銀が動かずドルが上昇して政策調整を見込んでいる投資家のショートカバーを誘発するリスクを織り込んでいる。ドル・円の1週間物オプションは1ドル=127円67銭を基準に、スポット価格がその1週間に123円40銭-131円76銭のレンジで取引される確率を70%と想定している。

原題:Yen Option Cost Jumps to Three-Year High on BOJ Surprise Concern(抜粋)

(c)2023 Bloomberg L.P.

David Finnerty

© 2009 Dr. straightのヘルスケア&リラクゼーションのブログ。 by https://www.stosakaclinic.com/
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう