ドル高〝加速〟G7も懸念 円は147円に大接近 日銀・黒田総裁は金融緩和継続の必要性を強調 韓国は金利・物価上昇のダブルパンチ

2022年10月14日

ドルの独歩高が再加速している。12日のニューヨーク外国為替市場の円相場は一時、1ドル=146円98銭と1998年8月以来、約24年ぶりの円安ドル高水準を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを継続するとの観測が強まり、円売りドル買いの動きが広がった。 先進7カ国(G7)は12日、米ワシントンで財務相・中央銀行総裁会議を開き、「最近の急激な変動を踏まえ、世界市場を注意深く監視し続ける」との方針で一致した。「多くの通貨が今年、急激に変動している」と懸念を示した。 日本政府・日銀は9月22日に円買い為替介入を実施したが、約20日で円安に逆戻りした。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は為替動向に関し「投機的な変動は経済に悪影響を与える可能性がある」と発言する一方で、大規模な金融緩和継続の必要性を強調した。 日米の金融政策の方向性の違いは明確だが、自国も大幅利上げを続けているのにウォン安が止まらないのが韓国だ。 ウォン安で輸入物価が上昇、9月の消費者物価指数は前年同月比5・6%上昇と高水準だ。 このため韓国銀行(中央銀行)は12日、政策金利を0・5%引き上げ、年3%とすることを決めた。3%台は12年10月以来10年ぶりで、5会合連続の利上げは初めて。それでも1ドル=1400ウォンとウォン安水準を止められない。 韓銀は2023年の国内総生産(GDP)の成長率が8月に発表した2・1%を下回ると予測した。韓国経済にとっては、金利上昇と物価上昇のダブルパンチとなっている。

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