ハイテク株に再び迫る金利上昇の嵐、FRB議長の決意表明で

2022年08月29日

(ブルームバーグ): パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が発したタカ派メッセージは、ハイテク株と米国債利回りの「戦い」に新たな局面をもたらすかもしれない。米国の超大型株に再び大挙して押し寄せていた資産運用者には打撃となる恐れがある。

パウエル議長は26日、カンザスシティー連銀が主催するワイオミング州ジャクソンホールでの年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)でを行い、インフレ抑制に向けた利上げ継続への決意を表明。これを受け、同日の米株市場ではハイテク銘柄中心のナスダック100指数が4.1%安と急落した。

ハイテク株の長期強気派を含むポートフォリオマネジャーらは、金利敏感なハイテク株のさらなる下落リスクを見込んでいる。世界的に物価が高止まりしている状況を踏まえ、パウエル議長が政策の「脅し」を実行に移すことを警戒しているのだ。

投資家の一部は、米10年債利回りが6月に接近した3.5%の大台を再び試し、さらに4%まで上昇する可能性に身構えている。そうなれば、弱気相場の底から20%余り反発したハイテク株には新たな打撃となる。

ラッファー・テングラー・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)、ナンシー・テングラー氏は「もし利回りが3.5%まで再び急上昇すれば市場を揺るがし、特にハイテク株には大きな痛手になる」と指摘。「4%となれば、株式市場全体が変化し、再調整することになる」と語った。

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(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

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