ビル・ゲイツ氏、日本企業は「技術革新で途上国支援を」…保健医療改善への貢献を期待
2022年08月19日
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が19日、都内で開かれたイベントに登壇した。新型コロナを含む感染症対策や世界の保健医療水準の向上のため「技術革新で途上国を支援することが重要だ」と述べ、日本企業の技術面での貢献に期待を示した。
ゲイツ氏は、塩野義製薬や富士フイルムなど日本企業11社の経営者らが参加したイベント「グローバルヘルスアクション・ジャパン」に出席。ドローンを使った途上国でのワクチン配送や、持ち運べる医療機器を活用した結核診断の効率化といった企業側の取り組みが紹介された。
ゲイツ氏は「(様々な病気の)ワクチン接種率が低下している。新型コロナ感染拡大前の段階に立ち返り、改善に向けた活動を進めるべきだ」と訴えた。
ゲイツ氏は2000年に妻と慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」を設立し、途上国の感染症対策や教育支援などの活動に注力している。