ヘッジファンド、21年の強気の賭けはほぼ敗北-インフレや金利上昇で

2022年09月07日

(ブルームバーグ): 昨年のヘッジファンド業界の年次会合、ソーン香港インベストメント・コンファレンスでは多くの運用者らが強気だったが、その後の市場混乱で多くのファンドの賭けが破綻した。

2021年5月に開催された香港でのイベントで、シックスティーンス・ストリート・キャピタルのラシュミ・クワトラ氏は東南アジア最大のテクノロジー企業、シーを有望視したが、シンガポールの電子商取引会社の同社株はその後、業界全体の売りにのみ込まれた。

マーシャル・ウェイスのアミット・ラジパル氏は日本のデジタル金融会社、マネックスグループを支持したが、暗号資産(仮想通貨)の値下がりで同社株も急落。セイガ・アセット・マネジメントの創業者、ケイタ・アリサワ最高投資責任者(CIO)はQDレーザーに強気の見方を示したが、同社は21年序盤の新規株式公開(IPO)後に勢いを失った。

勝ち組はオアシス・マネジメントのセス・フィッシャー氏やフラワリング・ツリー・インベストメント・マネジメントのラジェシュ・サクデバ氏で、両氏は中国の鉄鋼メーカーとベトナム宝飾品業界への賭けが報われた。

アジアのヘッジファンドは過去1年に、インフレ高進、積極的な利上げ、ロシアのウクライナ侵攻などの地政学的緊張というリスク資産への逆風に見舞われた。ゼロコロナ政策に伴う中国経済の減速も響いた。

ユーリカヘッジのアジア・ヘッジファンド指数の暫定データによれば、年初から8月までの成績はマイナス7.4%で2018年以降で最悪の年間パフォーマンスに向かっている。

原題:

Hedge Funds Return to Sohn With 2021 Bullish Bets Mostly Ruined(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

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